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NumberWatcher の概要
NumberWatcher とは...

NumberWatcher とは、電話とコンピュータを連携させた(CTI)アプリケーションの開発を支援するための開発者向けのソフトウェア開発キット(SDK)です。

NumberWatcher はサーバとクライアントで構成されています。 サーバの役割は、相手から掛けてくる電話の着信を監視し、接続している各クライアントに発信者の電話番号を配送します。 クライアントはサーバから送られてきた電話番号を受け取ります。受け取った電話番号をどう処理するかは CTI アプリケーション開発者に委ねられます。


機能・特徴)
  • 電話機(正確にはナンバーディスプレイアダプタ)との通信はサーバが行っているため、アプリケーション開発者は意識する必要はありません。
  • サーバとクライアント間の通信インターフェースは TCP/IP と IP マルチキャストのどちらか(あるいは両方)で行うため、アプリケーション開発において、特定のプラットフォームや処理系には非依存です。
  • 複数の電話機(ナンバーディスプレイアダプタ)を監視することができます。
  • シミュレータを使えば、電話機設備がない環境でもテストできます。
どんなアプリケーションが作れるのか...

例えば、顧客から電話が掛かってきたら、データベースに登録されているその顧客情報(ex. 名前、会社名、顔写真など)を画面に表示するようなアプリケーションが作れます。 Web アプリケーションと連携させれば、電話着信時に指定の URL をブラウザに表示させるようなこともできます。


サーバ側に必要なシステム構成

本製品を使うには環境設備を揃えなければなりません。

必要なハードウェア設備環境
  • ナンバーディスプレイアダプタ「アロハ PC1」

    購入先) (株)日興電機製作所 URL: http://www1.sphere.ne.jp/nikko-ew/

  • 一般のアナログ電話回線

    ISDN については、TA(ターミナルアダプタ)の「ナンバーディスプレイ」関連項目設定をすれば使えます。ただし、TA によってはナンバーディスプレイに対応していないものもあります。予め TA のマニュアルをご確認下さい。

  • NTT の「ナンバーディスプレイ」サービス

    お申し込み先)NTT TEL: 116

  • 電話機の設定

    ナンバーディスプレイに対応していない電話機については何も設定する必要はありません。 ナンバーディスプレイに対応している電話機については、ナンバーディスプレイの機能をオフ状態(使わない状態)に設定する必要があります。

必要な PC 環境
  • Windows 95/98/2000 (これら以外は動作確認していません。)

  • RS-232C ポート

    RS-232C ストレートケーブルはアロハ PC1 に同梱されています。 RS-232C 端子(D-SUB9 ピン:オス)が付いていない PC でも、USB シリアル変換アダプタを付ければ代用できます。もちろんこの場合は USB 端子が必要になります。 (IO-DATA製 USB シリアル変換アダプタの USB-RSAQ2 で確認)

  • LAN カード

    標準装備されていない PC の場合は装着する必要があります。


クライアント側に必要なシステム構成

必要な PC 環境
  • Windows, Linux,...

    TCP/IP あるいは IP マルチキャスト通信できる環境に対応しています。
    ただし、VB や Delphi 用コンポーネントを使って開発する場合は Windows に限られます。

  • LAN カード

    標準装備されていない PC の場合は装着する必要があります。

  • アプリケーション開発環境

    VB, ASP(VBScript), MS-Excel, MS-Access, VC++, Delphi, Borland C++Builder, Java, Java Applet, Flash,...

※ もちろんサーバとクライアントは同一 PC でも構いません。


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