![]() |
||||||||||||||||||
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||
ここではリッシ美容室様向けに開発したシステムについて、開発に至る過程からシステム導入後までを解説したいと思います。なお、公開についてはリッシ美容室様からの許可を得ております。 ![]() リッシ美容室は数千人にもおよぶ顧客を抱えており、お客様ごとに手書きのカルテを用意して対応していました。お客様から予約したいとの電話が入ったときには、やはりスケジュール用紙に手書きでその内容を記していました。当初はこれでも充分事足りていましたが、顧客が増え、スタイリストが増える従って顧客管理、スケジュール管理が大変になってきました。 そこで、コンピュータを使って簡単にできないかということになり、当初、美容室向専門誌などによく載っているパッケージソフトを検討したようですが、多機能すぎるし、そのソフトの形式が自分の店に合わないため、簡単に使える専用ソフトを作ってほしいとのことで開発がスタートしました。 やりたいことは主に次の3つでした。
その他の要望としては、リッシ美容室は1F、2Fにそれぞれフロアがあるので、その両フロアにコンピュータを設置したいということでした。また、コンピュータはどこへでも移動できるようにしたいということです。 ![]() まず、ハード構成、ネットワーク構成などを検討した結果、次の図のように決定しました。 ![]() 当初は担当者からノートPC2台だけで運用したいということでしたが、その場合だとどちらか一方のノートPCをサーバにして、かつナンバーディスプレイアダプタの場所に固定にしなければいけないため自由に移動できないなどの不都合が生じてくるためサーバPCを置いてもうらうようにしました。また、各PC間は自由に移動できるようにワイヤレスLANで繋げています。 サーバPCは大きく分けて次の2つの役割をします。(クライアント/サーバの関係で表現するとサーバPCはクライアントPC(ノートPC)に対して2つの「サービス」を提供しています。)
もっと具体的に言うと、ここでのポイントとしてはまず、電話回線と電話機との間にナンバーディスプレイアダプタを取り付けて、着信した際にナンバーディスプレイアダプタがRS-232Cを通して電話番号などの情報をサーバPCに送信し、受け取ったサーバPCはそのデータを更に各端末にマルチキャスト送信しています。 ノートPCでは電話番号情報を受け取ったら、サーバPCで稼動している顧客DBに対して電話番号をキーに検索して、その電話番号に対応する顧客がいればその顧客カルテを画面に表示するようにしています。 これは電話を子機で受けたとき、話している顧客に関する情報がそばにあるPC画面に表示されていれば、より的確に顧客との応対ができるようになるからです。 その他懸案だった顧客カルテやスタイリストスケジュールの登録、編集は各端末からできるようにしました。 総体的には操作性を重視し、PC操作に不慣れな方にも簡単に使えるよう考慮し、極力シンプルに作りました。 ![]() 開発したシステムの一部をスクリーンショットを交えながら説明しています。画面にはほとんど実データを使っているためマスクしているところがあります。(画面をクリックすると拡大表示します。) ![]() ナンバーディスプレイアダプタとの通信部分は他の用途にも応用できるので、コンポーネント化して製品にしたいと考えております。また、リッシ美容室様と相談しながら、美容室向けのシンプルパッケージ製品としても検討しております。 ※ ナンバーディスプレイアダプタ通信コンポーネントを販売しています。
運用環境・開発ツール
![]() |
||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||
|